油脂/ワックス技術用語
カルボキシル基 -COOH を1個持つ鎖式化合物。
鎖式モノカルボン酸の総称。
鎖式モノカルボン酸の総称。
液体を高温又は減圧状態に置くと沸騰する。沸騰とは液体が表面だけでなく内部からも気化する現象で、沸騰する温度を沸点と呼ぶ。沸点は各分子毎に固有の価をもっている。
ある圧力のもと油脂を加熱すると低沸点分が蒸発/沸騰を始める。これを冷却機に導いて再度液体として回収する。高沸点のものは容器に残ったままとなり、沸点の違いによって混合物が分別されたことになる。
このように混合液体を部分的に蒸発/沸騰させて、低沸点成分と残留液(高沸点成分)とを分離する操作を蒸留という。一般に分子量が大きくなると沸点は高くなる。
◇ この気化した気体を種類に拘わらず蒸気と呼ぶが、普通、ボイラーの蒸気と言っているのは正しくは水蒸気のこと。
◇ 脱臭はこの理論を応用し、精製油中の微量有臭成分(油脂より分子量が小さい)を蒸留で油脂層から気化させ、コンデンサーで冷却してキャッチする。